景気回復のための旅行支援キャンペーンなどに補助金も出ていますが、それと同じく最近のアウトドアブーム等を見ていると、人間の本能として「どこかに行きたい」があるのだと思います。
また、聞いた話によると人間がなぜ移動するのか、とは「自分が生存に適した場所を求めて移動する事が本能としてDNAレベルで組み込まれているのではないか」とも言われます。
つまり、自動車やバイクという文化の根底に位置するものとして、「人間のどこかに行きたい」という本能的な欲求がある、と考える事ができるのでしょう。本能の上に「本能を実現するための機械」の一つとしての自動車かも知れません。
ガソリン自動車の良いところは、たとえ何百キロを走るための燃料であろうと、数分もあれば補給する事ができる、また再び走り出すことができる、それが最大のメリットとも言えるかも知れません。それは「本能を満たす」機械であることは言うまでもないでしょう。もちろん、それが電気自動車や水素燃料電池などになれば、また、話が違うのかも知れませんが…。
肉体的な疲労を考えなければ、「好きな時に、好きな場所にどこにでも行ける」それが自動車やバイクに惹かれる根本の一つでしょう。
人間の本能に組み込まれた移動、という欲求を解消するための自動車は、たとえ今後、どのように形が変わるとしても、それが絶対に消えることはないのでしょう。