今、テスラなどの自動車は自動運転ができると言われていますが、別に日本の高速道路であれば、日本の自動車メーカーの技術があれば全然、自動運転はもう技術的には可能だと思うのです。
現時点でもホンダセンシング等であれば、高速道路では、ほぼ自動運転に近いといってもいいような機能ができているのですから。
現実的には、ホンダ・レジェンドであれば「リース契約かつ1100万円」でレベル3の自動走行ができてはいますが、もう少し庶民が届く金額で、なぜ、自動運転が「できていない」のかを今回は考えてみたいと思います。
一番大きい問題としては、法律的な問題でしょう。
今、高速道路の制限時速が時速100キロであったとしても、実際に時速100キロで流れているのか?と問われると疑問です。
ましてや雨などの天気の場合に光速老ろの最高速度が時速80キロに制限された場合に、それを守っている車の割合はいくらでしょう、という疑問もあります。
もう一つが自動運転を行い、不幸にして事故が起こった場合に、一体誰が責任を取るのか、という問題でしょう。
特に現在の法律では、高速道路上に紛れ込んだ歩行者がいて、その人物と事故を起こしたとしても、ドライバー側が法的責任を問われかねない状況です。
もう高速道路は新幹線の路線などのように、「歩行者が高速道路の車線に侵入した時点で法律違反」にしてしまえば、いいと思うのですけれどね…。
自動運転はもう技術云々ではなく、「社会の覚悟」ではないかと思います。
自国の技術を世界に発信するという意味において、「自動運転を導入する覚悟」を社会全体が持つべきでしょう。
自動運転ができれば、たとえそれが高速上だけであったとしても、社会はかなり良い方向に向かうと思うのです。
もちろん完全な無人の自動運転ではなく有人監視者を同乗させるという形にはなるのでしょうけれど。
自動運転が法的に認められたならば、高速道路のインター付近の土地などは大幅に値上がりするでしょうし、全国の都市間での交流も活発化するでしょう。日本社会全体の活発化とニアリーイコールです。
自動運転を行うことはデメリットを遥かに上回るメリットがあると思われてなりません。 細かい問題を除けば、ですが。