私は電気自動車について、かなり肯定的な意見を書いているように思われますが、実際のところは、電気自動車とは、これは過渡期的な自動車ではないかと考えます。
やはり、バッテリーの方へたりの問題は解消されていませんし、自動車の解体時等に非常にコストがかかってくるのではないか、とも思います。
おそらく今後10年以内に、それらの問題が明確化し電気自動車1本の将来というもののあり方が修正されるのではないかと考えています。
理想論として言うならば、将来の自動車とは水素による電気自動車かもしくは、内燃機関ではないでしょうか。
水素の場合であれば、内燃機関としてエンジンを動かす事も、また、水素から電気を作り出しモーターとして電気自動颯爽として走らせる事、そのどちらともが可能です。
また、言うまでもなく、そこにハイブリッドシステムを搭載する事も可能です。
ではなぜ、水素自動車が現実的には開発が進んでないのか、と考えた場合、インフラの問題が大きいと思います。
水素という、ともすれば大爆発を生じさせる無臭の気体については、まだまだインフラレベルでの非常に大きな投資が必要、という側面があるでしょう。
または各メーカー、特にヨーロッパメーカーの思惑もいうもあるでしょう。
水素自動車について、かなり前向きな動きを見せているのが現在のトヨタ系列メーカーですが、そもそも電気自動車が「日本車に対する対抗的政策」としてのヨーロッパのメーカーによる方針である可能性も否定はできなくはありません。
以前、松山市のとあるイベントで水素自動車のミライという車を直接見てきました。
このミライは大問題が1つ存在します。それは水素燃料タンクを10年に1度交換しないする必要があり、しかも、その交換費用に数十万園もの費用がかかるらしいです。
とは言え、これはタクシーのように交換しやすい水素ボンベにする、もしくは、ボンベをごと交換できるようにする、などのインフラレベルの対策はあると思うのです。
言うまでもなく水素は電気さえあれば、いくらでも作り出す事ができます。
太陽光発電、風力発電、それらの自然エネルギーの開発は急ピッチで進められています。
電気から水素に変換する際の効率は悪くとも、少なくとも化石燃料使う事なく、自然から無尽蔵に得られるエネルギーで自動車が走る、または水素ハイブリッドシステムとし、極限の効率で走る、そんな未来の社会はなかなか楽しい社会に思えてなりません。